インテル® System Debugger

インテル® アーキテクチャー向けの JTAG によるデバッグとトレース・ソリューション

  • インテル® アーキテクチャー・ベースのプラットフォーム向けにシステム全体に渡る詳細なデバッグ情報を提供
  • 組込みおよびリアルタイム・オペレーティング・システム向けの特定の OS 対応モデル

 

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インテル® System Debugger は、インテル® System Studio Ultimate Edition に含まれます。

このページでは、インテル® Energy Profiler に関連する記事や参考資料へのリンクをまとめています。このページは、https://software.intel.com/en-us/intel-system-debugger/ をもとにしています。

概要

インテル® System Debugger は、インテル® アーキテクチャー・ベースのシステム・ソフトウェアと組込みアプリケーションの詳細なデバッグとトレースをサポートする、JTAG ベースのデバッグ・ソリューションです。これにより開発者は、インテル® アーキテクチャー・ベースのプラットフォーム、例えば UEFI/ファームウェア、システム・オン・チップ周辺レジスター、OS カーネル、そして OS に完全に対応するドライバー、などのデバッグとトレースが可能になります。

インテル® System Debugger は、単独では販売されていません。
スイート製品に含まれます: インテル® System Studio Ultimate Edition

利点:

市場投入をスピードアップ
ハードウェアとソフトウェアの詳細なデバッグおよびトレースをスピードアップ

システムの信頼性を強化
システム全体を詳しくデバッグおよびトレースする機能により、システムの安定性を強化します

詳細

新しいユーザー・インターフェイス

柔軟で総合的なユーザー・インターフェイスによって、システムのステータス情報にアクセスして、容易に実行フローを解析することができます。インテル® System Debugger は、スタンドアロン GUI 版と Eclipse* および Wind River* Workbench* への統合版が用意されています。

完全なシンボリック・デバッグ環境

ソースコードや変数名だけでなく、シンボル情報は完全にデバッガーに統合されています。すべての名前付きレジスターは、シンボル名で直接利用できます。強力なスクリプト言語を通じて相対計算が可能です。ブレークポイント、評価、アドレスには、すべてのシンボルとアドレスを利用できます。

高度な UEFI BIOS をサポート

リセットから OS ブートまで、すべての EFI フェーズでソースレベルのデバッグが可能です。シンボルはすべてのモジュールもしくは、選択したモジュールをロードできます。より生産効率の良い 2 つの BIOS デバッグモデル: パッシブモードは、モジュールの配置、シンボルのロードを行うターゲットのメモリーを検査します。アクティブモードは、モジュールがロードもしくはアンロードされると、UEFI デバッグエージェントから通知を受け取ります。

実行トレース

インテル® System Debugger は、以下を経由してトレースをサポートします。

  • インテル® Processor Trace (インテル® PT)
  • 最後の分岐記録 (LBR)

トレースデータは、C ソースコードとして提示され、ビューはほかのデバッグ機能と統合されます。インテル® Processor Trace をサポートするプラットフォームでは、選択したメモリー位置にマッピングされた設定可能なトレースバッファーの深さと正確なタイムスタンプによる完全な命令トレースを提供されます。

CPU のステートと周辺レジスタービュー

GUI は、以下を含む CPU のステート調査をサポートします: モデル固有レジスター、アーキテクチャーおよびプロセッサー固有レジスター、状況に応じたシステムレジスター (PCI デバイス)、およびシステムオンチップ周辺レジスター。すべてのレジスターは、(特定のプラットフォームでは) "ビット・フィールド・エディター" にすべて記録されます。この機能は、低レベルのドライバー開発と評価に役立ちます。

PCI ユーティリティー

デバイスをスキャンし、デバイス固有レジスターを表示します。これは、時間内の与えられた点の PCI バス上のチップセットと周辺デバイス間で交換されるデータを観察することで、デバイスドライバー開発者に価値のある情報を提供します。

フラッシュ書き込みユーティリティー

広範囲のインテル開発プラットフォームをサポートする、完全統合されたフラッシュ書き込み機能。GUI ベースの書き込み、あるいは、デバッグ過程に再プログラムを可能にするデバッグスクリプト言語が利用できます。

OS 対応

カーネル・タスク・リストなどのカーネルのアクティビティー、また実行中のデバッグプロセスにロードされたカーネルモジュールの組み込みは、システムを理解するのに役立ち、バグ修正の時間を短縮します。

インテル® Quark™ プラットフォーム向けのシステム・デバッグ

安価な OpenOCD* ベースの JTAG デバイスを介した接続をサポートインテル® Quark™ SoC へのアクセスをサポート

互換性

サポートされるホスト OS

  • Windows*、Linux*

サポートしているターゲット OS (OS 対応)

  • Linux*、Wind River* Linux*、Yocto* Project
  • Wind River* VxWorks*
  • Android*
  • Tizen*

IDE のサポート

  • Eclipse* IDE
  • Wind River* Workbench*

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