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システム・ソフトウェア開発者向けの電力プロファイラー
インテル® Energy Profiler は、インテル® System Studio Ultimate Edition/Professional Edition に含まれます。 |
このページでは、インテル® Energy Profiler に関連する記事や参考資料へのリンクをまとめています。このページは、https://software.intel.com/en-us/intel-energy-profiler/ をもとにしています。
概要
システムの電力消費を最適化 – バッテリー寿命を延ばす
平均消費電力を測定したり、外部ハードウェアを必要とするほかのツールとは異なり、インテル® Energy Profiler は電力を浪費するウェイクアップの原因を特定します。割り込みは IRQ/デバイスにマップされ、タイマーはスケジュールされたプロセスにマップされます。これは、長時間低電力状態に保つため、電力を消費するウェイクアップを軽減/統合するべき実用的な情報を示します。
高い電力消費の原因を素早く特定。最も頻度の高いウェイクアップやソフトウェアによるウェイクアップを特定します。必要に応じて、タイムライン範囲を選択してフィルターを適用することで、その時間内または特定のウェイクアップの原因となるウェイクアップのソースを特定できます。インテル® Energy Profiler のデータを解析するには、インテル® VTune™ Amplifier のユーザー・インターフェイスを使用します。
Android*、Windows*、および Linux* ターゲット
インテル® Energy Profiler の機能は、ターゲットシステムの OS と プロセッサーによって異なります。データ収集は、サポートされるインテル® プロセッサーと SoC 上でのみ利用可能です。Linux* では、ターゲット上にドライバーをインストールする際に root 特権が必要です。Android* では、開発者向けの OS ビルドにドライバーが含まれています。標準ビルドにはドライバーを追加することはできません。詳細は、ドキュメントとリリースノート (英語) をご覧ください。
インテル® SoC Watch と WakeUp Watch (WuWatch)
インテル® Energy Profiler は、インテル® VTune™ Amplifier for Systems のユーザー・インターフェイスで収集した電力プロファイル・データを読み込んで解析するための、包括的なデータコレクターです。インテル® SoC Watch と WakeUp Watch (WuWatch) は、電力データを収集するコレクターです。
詳細
アクション可能なウェイクアップ・データを基に電力浪費を軽減
平均消費電力を測定するほかのツールとは異なり、インテル® Energy Profiler は電力を浪費するウェイクアップの原因を特定します。割り込みは IRQ/デバイスにマップされ、タイマーはスケジュールされたプロセスにマップされます。これは、長時間低電力状態に保つため、電力を消費するウェイクアップを軽減/統合するべき実用的な情報を示します。
デバイス状態データ – 起動中必要なものは何か?
どのデバイスがいつ電力を消費しているか見ることができます。未使用のデバイスをオフにすることを確実にします。適切なデバイスが使用されているか確認します。例えば、CPU でオーディオのデコードを行う場合、それはいつオーディオ・デコード・ユニットを使用すべきか、など。(各種 OS と SoC での利用可能状況の詳細については、リリースノート (英語) をご覧ください。)
ほかのデータと関連する Android* Wake Lock
Android* Wake Lock の開始と解放を観察します。解放されないロックを検出し、アプリケーションやカーネルのロックを妨げるコンポーネントを特定します。(Android* のみ)
相互に関連のあるデータは、原因の根源を見つける手がかりとなります
原因の根源をより迅速に診断するため、同じタイムライン上の複数のメトリックを参照します。
部分的な回帰の結果をすばやく比較
比較機能は、測定値間の変化を容易に検出できます。サマリーで全体的な比較を参照するか、詳しい診断を比較するため詳細ラインを参照します。
高精度か最小オーバーヘッドを選択
- トレース: 各ステージの変化を収集
- ポーリング: 10 回/秒 (変更可能)
- スナップショット: 開始時と終了時で収集し、その差を表示します。
(OS と SoC によって利用状況は異なります。詳細については、リリースノート (英語) をご覧ください。)
システム全体の解析
ウェイクアップ、デバイスの温度、周波数などを参照。
コマンドラインとグラフィック・インターフェイス
結果を解析するには、コマンドラインもしくはインテル® VTune™ Amplifier ユーザー・インターフェイスを使用。可視化、フィルター処理、および関連データをグラフィック・ユーザー・インターフェイスで表示するか、コマンドラインでレポートを生成します。
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コンパイラーの最適化に関する詳細は、最適化に関する注意事項を参照してください。