インテル® INDE に含まれるインテル® C++ コンパイラー

適切なインテル® C++ コンパイラーを選んでください!

  • Windows 版では、オプションでインテル® Integrated Native Developer Experience (インテル® INDE) Ultimate Edition の特徴は、高いパフォーマンスをもたらす最適化コンパイラーであるインテル® C++ コンパイラーと GCC を含んでいることです。
  • インテル® INDE Starter Edition および Professional Edition は、Android* NDK に含まれる GCC を提供します。

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このページでは、インテル® Integrated Native Developer Experience (インテル® INDE) に含まれるインテル® C++ コンパイラーに関連する記事や参考資料へのリンクをまとめています。このページは、https://software.intel.com/en-us/c-compilers/inde/ をもとにしています。

概要

インテル® INDE Ultimate Edition は、Android* と Windows* デスクトップおよび OS X* 向けのインテル® C++ コンパイラーを同梱しており、インテル® アーキテクチャー・ベースのデバイス向けに卓越したアプリケーションのパフォーマンスを提供します。また、Ultimate Edition には、インテル® アーキテクチャーと ARM* の両方をサポートする GCC を提供する Android* NDK が含まれます。Ultimate Edition では、すべてが利用できます。インテル® INDE Starter Edition および Professional Edition には、GCC を提供する Android* NDK のみが含まれます。

Android* アプリケーションのパフォーマンス


インテル® INDE Ultimate Edition で提供されるインテル® C++ コンパイラー 15.0 は、SPECint_base2006 rate を使用した結果から換算して、Android* アプリケーションのパフォーマンスを 30% 以上高速化できます。

構成の詳細

  • Windows* ベースのビルドシステム
    • 64ビット Windows Server* 2008 R2 Enterprise Service Pack 1
    • インテル® C++ コンパイラー、インテル® INDE 2015 Ultimate Edition、パッケージ ID icc_android_15.0.0.006
      コンパイラー・オプション: -O3 -ipo -no-prec-div -ansi-alias -xATOM_SSE4.2 -fPIE -pie -opt-mem-layout-trans=3
    • Android* NDK-r10-GCC 4.9
      コンパイラー・オプション: -Ofast -flto -funroll-loops -mfpmath=sse -v -march=slm
      -fPIE -pie
  • タブレット・ターゲット・ハードウェア
    • インテル® Atom™ プロセッサー Z3740 @1.33GHz、2GB RAM を搭載する ASUS* Transformer Book T100
    • インテル® HD グラフィックス
    • Android* 4.4

Windows* アプリケーションのパフォーマンス

インテル® INDE Ultimate Edition で提供されるインテル® C++ コンパイラー 15.0 は、SPECint_base2006 rate を使用した結果から換算して、Windows* アプリケーションのパフォーマンスを 50% 以上高速化できます。

構成の詳細

  • CPU: インテル® Core™ i7-4770K プロセッサー @ 3.50GHz、16GB メモリー
  • オペレーティング・システム: Microsoft* Windows* 7 SP1
  • インテル® C++ コンパイラー 15.0
    コンパイラー・オプション:
    C: -QxCORE-AVX2 -Qipo -O3 -Qprec-div- -Qopt-prefetch -Qopt-mem-layout-trans:3 -Qansi-alias
    C++: -QxCORE-AVX2 -Qipo -O3 -Qprec-div- -Qopt-prefetch -Qopt-mem-layout-trans:3
    -Qansi-alias -Qcxx_features
  • Microsoft* C/C++ 最適化コンパイラー・バージョン 18.0 (Visual Studio* 2013)
    コンパイラー・オプション:
    C: /Oi /O2 /Ob2 /GL /fp:fast /favor:INTEL64 /arch:AVX /Ehsc
    C++: /Oi /O2 /Ob2 /GL /fp:fast /favor:INTEL64 /arch:AVX /Ehsc
  • C++ のテストには、SmartHeap を使用しました。

OS X* アプリケーション・パフォーマンス

OS X* アプリケーションのパフォーマンスを改善

  • C/C++ をサポートする新しい clang ベースのコンパイラーは、Objective-C* と互換性があります。
  • 多くのケースで再コンパイルするだけでパフォーマンスを向上できます。
  • Xcode* との互換性
  • 複数のアーキテクチャー向けの GNU* C++ との互換性
  • 簡単で高速なダウンロードとインストール
  • インテル® C++ Performance Indicators

インテル® C++ Performance Indicators


インテル® Core™ i7-4770K プロセッサーr (開発コード名 Haswell)、1.70GHz, デュアルコア、4MB キャッシュ、ハイパースレッディング有効、OS X* 10.9、2GB RAM の MacBook Air* 上のパフォーマンス。詳細については、
http://www.intel.com/performance (英語) をご覧ください。

性能に関するテストに使用されるソフトウェアとワークロードは、性能がインテル® マイクロプロセッサー用に最適化されていることがあります。SPECint_base2006* 性能テストは、特定のコンピューター・システム、コンポーネント、ソフトウェア、操作、機能に基づいて行ったものです。結果はこれらの要因によって異なります。製品の購入を検討される場合は、他の製品と組み合わせた場合の本製品の性能など、ほかの情報や性能テストも参考にして、パフォーマンスを総合的に評価することをお勧めします。ベンチマークの出典元: Intel Corporation

詳細

インテル® INDE Ultimate Edition: インテル® C++ コンパイラーは、互換性とパフォーマンスを提供します。

インテル® C++ コンパイラー for Windows*

  • Windows* デスクトップ・アプリケーション向けに卓越したパフォーマンスを提供します。
  • Microsoft* Visual C++* と互換性があるため、コードを継続して活用できます。

インテル® C++ コンパイラー for Android* OS

  • インテル® アーキテクチャーで動作する Android* アプリケーション向けに卓越したパフォーマンスを提供します。
  • Android* をサポートする GCC 互換コンパイラーは、すでに使用しているツールを利用して、既存のアプリケーションをインテル® アーキテクチャーと ARM* 向けに容易にビルドできます。

インテル® C++ コンパイラー15.0 for OS X*

  • C/C++ をサポートする新しい clang ベースのコンパイラーは、Objective-C* と互換性があります。
  • OS X* 10.10 がサポートされます。
  • Xcode* との互換性: Xcode* 6.0 と 6.1 がサポートされます。
  • 複数のアーキテクチャー向けの GNU* C++ との互換性

広く利用されている IDE に統合できるため、両方のコンパイラーですでに確立している作業方法を維持できます。インテル® C++ コンパイラー for Windows* は、Microsoft* Visual Studio* にプラグインできます。インテル® C++ コンパイラー for Android* は、Eclipse*、Android* Studio そして Visual Studio* にプラグインできます。インテル® C++ コンパイラー for OS X* とプラグインは、Xcode* と互換性があります。

インテル® INDE Ultimate Edition は、卓越したアプリケーションのパフォーマンスをもたらすインテル® C++ コンパイラーと GCC コンパイラーを含んでいます。Ultimate Edition では、すべてが利用できます。

  • Visual Studio* で簡単に利用ソリューションを開いて、ソリューション・エクスプローラーで右クリックするだけです。オプションリストから、[インテル(R) C++ コンパイラー] > [インテル(R) C++ を使用] を選択して、ターゲットがインテル® アーキテクチャーであることを設定します。
  • 自動ベクトル化: 可能であれば、インテル® C++ コンパイラーは、コードに自動ベクトル化と/もしくは、自動並列化を適用します。
  • ガイド付き自動並列 (GAP): このコンパイラーによる分析機能は、自動ベクトル化と自動並列化のためにコードを変更するガイドを提供します。
  • 長期に渡り実証済みの最適化: インテル® C++ コンパイラーのプロシージャー間の最適化は、低コストでモジュール内とモジュール間のコードサイズを最適化します。利点は? パフォーマンス。
  • -ansi-alias (-O2 か -O3 で有効になる) など完全な C++ 11 の互換性機能は、さらにパフォーマンスを高める積極的な最適化を可能にします。
  • インテル® AVX 命令 (インテル® Core™ i3/i5/i7 プロセッサー) とインテル® SSSE3 & インテル® SSE3 命令 (インテル® Atom™ プロセッサー) をコンパイラー・ベースでサポート。


ベクトル化を含む最適化レポートで生産性を向上

インテル® Cilk™ Plus によるタスクとデータ並列により、アプリケーションのパフォーマンスを改善。シンプルな 3 つのキーワード: cilk_for、cilk_spawn、そして cilk_sync。cilk_spawn の使い方とパフォーマンス上の利点の例:


正規化されたパフォーマンス・データ – 高い値が良い


構成: インテル® Core™ i7-4770K プロセッサー (開発コード名 Haswell)、3.50GHz、4 コア、ハイパースレッディング有効、16GB RAM、12M キャッシュ、64 ビット Ubuntu*。完全なコードセット: https://software.intel.com/en-us/articles/cilk-plus-solver-for-a-chess-puzzle-or-how-i-learned-to-love-rejection

性能に関するテストに使用されるソフトウェアとワークロードは、性能がインテル® マイクロプロセッサー用に最適化されていることがあります。SYSmark* や MobileMark* などの性能テストは、特定のコンピューター・システム、コンポーネント、ソフトウェア、操作、機能に基づいて行ったものです。結果はこれらの要因によって異なります。製品の購入を検討される場合は、他の製品と組み合わせた場合の本製品の性能など、ほかの情報や性能テストも参考にして、パフォーマンスを総合的に評価することをお勧めします。*その他の社名、製品名などは、一般に各社の表示、商標または登録商標です。ベンチマークの出典元: Intel Corporation

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